温泉

東鳴子・馬場温泉の共同浴場で「秘伝の技」を楽しむ【日帰り入浴】

朝、目が覚めると「馬場温泉」が俺を呼んでいた。

歯磨きを手短に終え、お気に入りの巾着袋にタオルと着替を準備する。そして旅先にはクーラーボックスを持って行くのが私の基本スタイルだ。

お気に入りのリュックを背負い、今日という日の物語が始まる。

澄み渡る冷たい冬の空気を胸いっぱいに吸い込み、いざ東鳴子へとアクセルを踏み込んだ。

この時はまだ巾着袋をテーブルの上に起き忘れてきたなんて知る由もしもせずに...

 

心暖まる名湯の宿「馬場温泉」の入り口はココ!

馬場温泉は宮城県の鳴子温泉郷、東鳴子温泉にある名湯宿の1つである。

鳴子御殿駅からは徒歩で約15分ほど。鳴子温泉街からでも車での数分のアクセスの良い場所である。

川渡温泉と東鳴子温泉宿が密集している温泉街のちょうど中間あたりにあり、国道47号線沿いに大きな馬場温泉の看板がある。

すぐわかるはずだ。

すぐわかるのだが・・・スピードを出し過ぎていると、気付いた時には減速できず通り過ぎてしまう。

私も、馬場温泉の場所を意識しながら運転していたのだが、看板が目に入った時には急に止まる事ができず駆け抜けてしまった。

まるで、ディープインパクトの様に。

 

馬場温泉ってこんな温泉!

馬場温泉に到着すると無料の駐車場があり、旅館の入り口が見えて来る。

今だに湯治客が多く、日本屈指の泉質を持つ素朴な旅館で、宿のホームページを持たない希少な宿である。

東鳴子温泉街から少し離れているため温泉愛好家の中では穴場の温泉であったが、テレビなどのメディア等でも取り上げられた事により週末は賑わいを見せている印象だ。

泉質は純重曹泉(ナトリウム 炭酸水素塩泉)で黄色透明・甘み。微硫化水素臭・中性。

適応症:神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・切り傷・やけど・慢性皮膚病と書いてある。

後ほど詳しくレビューするが、実際に入浴してみるとほのかに油臭がする黒みがかった色で、肌に優しい感触のお湯だ。

 

馬場温泉の日帰り入浴時間・料金

馬場温泉には内湯と外風呂の2箇所があり、日帰り入浴で訪れる際の入浴時間と料金は以下の通りである。

【内湯】11:00〜19時00(大人500円・子供200円)

【外風呂】10:00〜15:00(大人300円・子供100円)

※土曜日は午後3時まで

外風呂は30分の貸切制で、内湯と外風呂どちらも入浴したい場合は600円で楽しめる。

かなりお得だ。

 

まずは馬場温泉「内湯」を味う

私ぷーたんは内湯と外風呂の両方を楽しむべく旅館の帳場で600円を支払った。まずは内湯へ!

なんと、内湯は帳場から僅か数歩のかなり近い場所にあり驚いた。

脱衣所の中に入ると木のぬくもりが溢れていた。

とても綺麗で清潔に保たれていて好印象だった。

脱衣所のロッカーはシンプル。

服を脱いでいざ浴室へ!

「こ、これは・・・・!!!」 一目見て思わず息を飲んだ。

三角形に近い珍しい形をした浴槽。

大きな窓から注がれる光が反射し、湯船の表面で綺麗なブラックが輝いている。美しい。

浴室にはシャンプーやボディーソープが備え付けられている。

湯に浸かると濃い茶色のような色をしており、ツルスベ感が気持ちいい。

源泉がかけ流されている。

噂によると昔は内風呂でも肌の泡つきもあったようだ。今は基本的に無いらしい。私が入浴した時にも気づかなかった。

湯加減は熱さが苦手な人でも気持ちよく入れる熱さで、ほのかにかおる油臭に癒されながら湯を楽しめた。

 

外湯 馬場温泉共同浴場(馬場乃湯壱號)へ

敷地内にポツンと小屋が建っている。馬場温泉に来たからには入らずして帰れない共同浴場である。

外風呂ではあるが露天風呂ではなく小屋である。

入り口が道路側からは反対方向にあるので、初めて来た人は一体なんの小屋なのだろうか?と少し迷うかもしれない。

調べてみたところ、この外湯は昔、近所の人たちと手掘りして発掘した温泉らしい。

馬場乃湯壱號。外湯が1号で内湯が2号。

小屋の入り口には「どうぞ」の木の板が差し込まれている。裏返すと「入浴中」と書かれている。

「どうぞ」になっていれば利用できる。さぁ、極楽への道が開かれた!

外風呂の利用時間は冒頭でも述べた通り午前10時〜午後3時まで。

大人300円・子供100円で入浴でき、料金は宿の帳場で支払う。

入浴時間は30分以内で貸切。人目を気にせず思う存分湯を楽しめるのが醍醐味だ。

木の板をひっくり返し「入浴中」にする。

さぁ扉を開こう!!!

扉を開けるとすぐ脱衣所。 一人または二人で着替えるのにちょうどいい広さ。

マナーが書いてある。

昔は午前9時から午後5時まで入浴できたのだろか? 禁煙、ゴミの持ち帰りなど常識人なら当たり前の事が書いてあった。

「洗濯をしない」!?

一体どういう事だ?

温泉で洗濯する事で、温泉成分や香りを衣類等に染み込ませ、普段の生活でも温泉を体にまとっている様な、そんな贅沢な気分を味わおうと企んだ輩が少なからずいたという事だろうか?

・・・ふむ、確かに良さそうだ!

だがしてはいけない!

そして脱衣所のすぐ隣には!!!!!!

ぅひょょょょぉぉぉぉぉおおおおお!!

これです。これよ! これなんですわ!!!

今まで真面目な体裁で書いていた文章を取り乱すほどの感動!

黒っぽい綺麗なお湯。シンプルで力強いコンクリートの浴槽。鄙びた雰囲気がより一層味を出ている。

湯口からは常に新鮮な源泉がドバドバ源泉がかけ流され、

あっという間にかけ流されていく。

ため息が出るほど美しい。

浴槽には温泉成分が固まり、いい雰囲気を醸し出している。

温泉好きには堪らない。

壁には桶が二つ。

広々とした天井。開放感がすごくいい。

気持ちの良い日差しと心地よい風が窓から差し込む。

黒褐色の極上のお湯が満たされている。お湯が煌めき艶めきダイヤモンドより美しい。

狭い空間ながら幸せに溢れている。そして新鮮すぎるお湯。これを30分独り占めできる。

「生きててよかった。」と思ってしまうほどだ。

浴槽は2人から3人でいっぱいの広さであろう。早速入浴してみる。

「熱い」。

実は馬場温泉の外湯は「激熱」な温泉でも有名。夏の暖かい季節だと48度くらいになり熱すぎてまともに湯に浸かれない人が続出するらしい。

私が訪れた季節はちょうど冬。内湯に比べると熱かったが、入れないほど熱い訳ではなく熱めの温泉が好きな人にはちょうどいい湯加減だと感じた。

なので、冬向けのであると言っても良いかもしれない。

内湯では感じられなかった肌への泡つきもすごい。細かい気泡が肌にまとわりつく。

それがツルツルして気持ちい。

誰にも教えたくない、でも知ってほしい名湯がココにあった。

 

温泉マスターから学んだ「秘伝の技」で外風呂を2倍楽しむ

ツイッターで温泉マスター達がやっていたやっていた秘伝の技があった。

まずは浴室にあるパイプをお借りし、湯口へと突っ込む。

するとパイプを通ってお湯が外へと溢れ出てくる。

そこにトドのように浴場の床に寝転がる。つまり「トド寝」をする。

背中いっぱいに「幸せ」を感じる。

ただ入浴するだけじゃ勿体無い!

「馬場温泉 共同浴場(外風呂)には、こんなにも幸せが溢れていたんだ。」

心からそう思った。

※使用した後はしっかり元の場所へと戻しましょう。

 

馬場温泉まとめ

数日後、夢でも馬場温泉に入浴していた。それほど、気持ちがよく印象深かったのだろう。

内湯、外風呂どちらもオススメだ。

ゆっくり長く浸かりたい人はシャンプー等も完備してある内湯。

外湯は熱めのお湯が好きな人、人目を気にせず湯を味わいたい人にオススメだ。肌にまとわりつくあわあわ感も楽しめる!

宿泊客が多い場合や観光シーズン・連休が続く祝日でお客さんが多い日は外来入浴ができなかったという声もあるので、訪問前に確認しておくと良いだろう。

また、外湯は貸切制だが入浴する順番はお客さん任せの様である。

私が訪問した時もすでに外湯は使用中であり、母屋の軒先にあるベンチで10分ほど待機した。

お互い譲り合って気持ちのいい湯を楽しもう。

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